明治期 日本エッグシェル 山水絵 カップ&ソーサー|輸出用 里帰り品
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明治期から大正期にかけて、海外市場に向けて制作された日本のエッグシェル磁器のカップ&ソーサーです。薄さは光に透かすと指の影が映るほどで、当時の日本陶磁の高度な轆轤技術と焼成技術がうかがえます。
外側には、墨彩と金彩を用いた山水風景が手描きで描かれ、松林・屋根・橋梁の表現は、日本画の筆致をそのまま小さな器に落とし込んだような繊細さがあります。こうした「日本的情景の手描き装飾」は、19世紀末から20世紀初頭の欧米マーケットで特に好まれ、多くが輸出されました。
本品もその流れをくむ一客で、日本を離れ海外で使用されたのち近年日本に戻ってきた、いわゆる里帰り品にあたります。当時の輸出陶磁の中でもエッグシェルは高級ラインであり、現代では復元が難しい技法です。
金彩・絵付ともに良好な状態で残っており、コレクションはもちろん、ディスプレイとしても空間に静かな気品を添えてくれます。
時代:明治末〜大正期(1900–1920年代頃)
技法:エッグシェル(極薄磁)・手描き山水・金彩
種別:輸出用日本磁器(里帰り品)
状態:時代なりのわずかなスレはありますが、欠け・ひびのない良好コンディション
サイズ:カップ・ソーサーともに実用小振りの欧州輸出型























